ロールモデルの弊害・「べき論」を打破する方法
突然ですがロールモデルっていますか?
もしくはロールモデルになりたいって思った(思っている)方いますか?
ロールモデルを持つ/なることのメリットもあるのですが、知らず知らずのうちに自分の行動・考えに制限を書けてしまう可能性もあるので要注意です。
本日はロールモデルが引き起こす「制限」とその回避方法について考えていきたいと思います。
1.ロールモデルって?
「ロールモデル」って耳にしたことがある方も多いと思います。
この「ロールモデル」とは
具体的な行動や考え方などの見本となる人物。誰もが無意識のうちに複数のロールモデルを持ち、その行動を真似しながら成長するとされる。
ということ。
これを読むとロールモデルを持ったほうがメリットありそうですよね。
ましてや自分がロールモデルになれたら、、、あー、想像するだけで顔がニヤけてくるなんだか自分に自信が持てそう、なんて思っている方もいるかもしれません
実際にロールモデルを持つことで視野が広がり、自分のスキルも習得できる、というようなメリットがあります。
そして、自分のことを参考にしてくれるような後輩なりが出てきたら、モチベーションMAXです。
2.ロールモデルを強く意識すると「べき論」に縛られる
あなたがロールモデルとしている人を目指している、もしくは誰かのロールモデルになろうと頑張っているのであれば
〇〇のポジションの人はこうあるべき
上司たるものこうすべき
先輩ならこのように対応すべき
というような「あるべき姿」にとらわれ過ぎないように注意してください。
仕事ができる人を見習い、マネをする、良いところを取り入れていったり、人のお手本になるように自分の行動を律していくことは自分を成長させるうえでプラスになります。
しかし、それが度を過ぎると「べき論」に縛られて「自分が本来やりたいこと・目指したいこと」がわからなくなってしまいます。
この状態に陥ると、自分が送りたい人生ではなく、他人・世間一般がイメージしている「あるべき人生」を送ることになってしまうので要注意です。
3.「べき論」に縛られるのを回避するには「ほどほど」&「優先順位」
「べき論」に縛られる状態を回避するために意識したいのが「ほどほど」と「優先順位」
「〇〇さん(ロールモデルとしている人)ならこうするだろうから自分も同じようにしよう」と考えるのもよいですが、ほどほどに。
常に「〇〇さんならこうするだろう…」だとその行動は「あなた」ではなく「〇〇さん」です。
盲目的にロールモデルを意識するのではなく、自分の「優先順位」は何なのかを考え、それを踏まえながら
「〇〇さんならこうするだろう。あ、でも△△をするほうが自分の優先順位に合っているから△△をしよう」というような考え方を持ちましょう。
4.ゆるふわロールモデル論がおすすめの理由
とはいえ、ロールモデルをもつこと・ロールモデルになろうとする事は自分自身の成長にプラスになるのも事実です。
なのでおすすめなのが「ゆるふわロールモデル」
これは相手の一部分だけを参考にさせてもらう、特定の分野で誰かのロールモデルになることを目指す、というやり方です。
いろんな人からそれぞれの一部分だけをロールモデルとして参考にする
仕事・家庭・ファッションなどのトータルでロールモデルになるのではなく、ある分野(自分の得意分野など)だけ誰かのロールモデルになることを目指す
もちろん「ほどほど」「優先順位」とのバランスもとりながら。